2007年12月18日火曜日

田尻科研シンポに寄せられた感想(その7)

 田尻科研シンポにさらに寄せられた感想をご紹介します。田尻科研メールアドレスのチェックを怠り、掲載が遅くなったことをお詫びします。もしまだご感想をお寄せになりたい方がありましたら、yosuke@hiroshima-u.ac.jp にお送りくだされば幸いです。
 あ、それからF先生、満月の印象ありがとうございました。また、U先生、その通りです。私たちは「めちゃくちゃ,楽しかった」です。

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H県のF先生のご感想

 遅くなりましたが、感想は絶対書こうと思っていたので今書いている次第です。
すでに柳瀬先生のHPで感想を数点見ているのですが、私なりの感想を脈絡なく挙げてみます。

 個人的に、田尻先生の講演はこれで3年連続になります。時期も同じ11月です。最初の2回は広島国際大学人間環境学部主催のものでした。無料でしたので、交通費だけで受講できました。

 2回目は1回目よりも時間が随分長くなっていましたが、それでもまだ聞きたかったです。

 今回の田尻先生のレジュメの最後に、"The Long and Winding Road"がありましたが、時間切れでカットとなりました。1回目か2回目だったかよく覚えていませんが、"Happy Xmas (War Is Over)"がありました。このときも時間切れでしたが、質疑応答のときに思い切って「田尻先生ならこれを使ってどう授業するんですか」と聞いたところ、わざわざ時間を割いてやってくださいました。私も授業で英語の歌を鑑賞するのですが(自分の持っているCDからなのでどうしてもハード・ロック中心ですが)、たまたま前年にこの曲を扱ったので特に興味がありました。「王様」のCDまではできそうでしたが(今年もやっています)、その後のNew Yorkの"Yes. I Want It."の映像にはたまげました。今回も聞きたかったなあ。

 ライフヒストリーでよくわかったのですが、ポプコンか何かのコンテストでグランプリを受賞するほどまで音楽を極めているのならば、あんな授業ができて当たり前です。私などは、ごく個人的にエレキギターを弾いてハード・ロックしているにすぎないので、恐れ入りましたという瞬間でした。電子ドラムも買ったので、田尻先生のごとく練習に励もうと思っています。

 大津先生の小学校英語シリーズはもちろん、『英語学習7つの誤解』をちょうど読み終えた頃だったので、直接お会いできて、お話が聞けてよかったです。MITでChomskyじきじきにPh.Dを取得された話、変形生成文法を大学院でかじった私にとっては、まさにヒーローとなりました。

 柳瀬先生は英語教員ブラッシュアップ研修の初年度に講義を受けて以来のファンです。達人セミナー、H県英語部会などことあるごとにお目にかかっています。達セミではペアワークの相手もさせていただきました。先生の集中入出力訓練は5年前から授業改革の中心になっています。今回のルーマンの理論を用いて田尻先生を切る手法、いかにも柳瀬先生らしかったです。HPで原稿をゆっくり読むつもりです。

 田尻先生がものすごいのはよくわかるのですが、私はいろんな先生の話や実践がミックスして、自分なりの解釈を加えて試行錯誤している感じです。情熱という意味では、どの先生もすばらしいので、講演を聴くたびに気合が入ります。「教育は愛だ」なんて昔はこれぽっちも思いませんでしたが、今はまさに愛だと思います。

 最後に、すばらしい教師は生徒の「心に火をつける」はドアーズですよね。昨日プロコル・ハルムの「青い影」の特集を見ていて(やっと)気づきました。

 最後まで行こうかどうしようか迷ったのですが、行ってよかったです。こんなに全国から集まっていたことを知ると貴重な一日だったんだと改めて思います。帰りに見上げた空の満月が印象的でした。



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H県のU先生のご感想

柳瀬先生はじめ,科研シンポジウムに関わった皆々様

まず,広島という場所で,あのようにすてきなシンポジウムを開いてくださったこと本当に感謝します。ありがとうございました。

 科研シンポジウムからはや3週間が経ちました。シンポジウム当日は,とにかく「楽しかった~」。いろんな話が聞けたことはもちろんですが,あの場にいただけでパワーをもらえたように思います。それは,発表された先生方が本当に楽しそうだったことも関係があるんだろうなあと思います。めちゃくちゃ,楽しそうでした。

 その後3週間,折に触れてあのときの話,実践を思い出し,最近は自分の現場にあわせてどう参考にできるか,具体的に考えているように思います。私は日本語を教えていますが,田尻先生の実践で紹介してくださったことの根底にあるものは,言語や教科を超えていると思います。田尻先生の話を思い出すたび,「学習者」ではなく教師(自分)・学校・教える内容などに起因する様々な問題点が浮かび上がり,反省しまくっております。

 が,そこはシンポジウムを聞いた者ですから,田尻先生になろうとはしていません。どこまでいっても,要は「自分」。できない猿真似をしても仕方がない。自分なりに,今の状況や今の自分の力(ちっぽけです)で何ができるか考え,その中で最大の努力をする。それしか方法はないんだろうなと思います。(「しか」と書きましたが,それ「すら」大変なことです)誰でも初めからできる人はいないし,誰でも初めから優れた教師であったわけではない。その言葉を胸に,少しずつ前に進めたらいいなあと思います。

 語学でも,教科でも,なんでもいいから,それに触れた人が少しでも「楽しい」「幸せ」と思えるような時間を作れるといいなあと思いました。田尻先生の実践をみても,シンポジウムを見ても。

 またいつかどこかで,あのような楽しい時間が持てますように。来年6月の沖縄でも田尻先生のセミナーがあるとか。行きたいです。本当にありがとうございました。

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