2008年12月16日火曜日

大修館書店『英語教育2009年1月号』の特集記事

大修館書店『英語教育2009年1月号』の特集は、「'09英語教育--変わるもの・変えられないもの--」です。


主旨は

小学校英語の開始,ゆとり教育からの完全脱却,中学校の単位増,高校での科目再編成など,英語教育に大きな変化が起きている今,そうした変化に振り回されず,変えるべきものは変えても,変えてはならないものは守る,それを見極めるにはどうすべきか。「変えてはならないもの」を理念的な考察と実践の両方向から導き出す。

で、私はその一貫として、「英語教育界:枠組みの中の小変化か、枠組み自体の大変化なのか」という記事を書かせていただきました(25-27ページ)。


「国民教育」を主機能とする初等教育に英語が入った意味は大きく、これは私たちは次世代の子ども達にどのような「国民」となってほしいと願っているか、私たちはどのような社会を創り上げてゆきたいのかを、英語教育関係者は、従来よりもより広い観点から考えなければならないことを意味する--そもそも「日本国民」とは誰のことか--といったことを、短くですが歴史的・社会的に考察しました。「変えてはならないこと」としては、「人間とは何か」「『私たち』とは誰か」といった古来からの問いを、英語教師は授業を通じて答え続けようとすることだと結びました。


ご興味があればぜひお読みいただけたらと思います。


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