2011年9月24日土曜日

英語教師のためのコンピュータ入門 (2011年度)



以下は柳瀬の授業(「英語教師のためのコンピュータ入門」)の受講者のためのページです。授業の資料は著作権などに抵触しない限り、できるだけここに掲載します。


「コンピュータを学ぶ」から「コンピュータで学ぶ」へ
「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へ
そして「コンピュータと英語で学ぶ」へ


Computer for Communication and Community


"The only person who is educated is the one who has learned how to learn and change."
Carl Rogers


"You are not bored. You are just boring."

子曰、知之者、不如好之者。好之者、不如樂之者。 『論語』雍也第六 140

***

2011年度
英語教師のためのコンピュータ入門

1年生: 水曜7-8限 K208教室
担当:柳瀬陽介
yosuke@hiroshima-u.ac.jp


■授業で使う主なホームページ

・柳瀬ブログのこのページ(教材提示用)
ラベル「授業」に掲載

なおラベルの「教育」と「ICT」には、皆さんにとって
特に有益だと思う記事を掲載しているつもりですので、
よかったら時折参照して下さい。


・広島大学WebCT(コミュニケーション用)
情報メディア教育研究センターのページ右の「WebCT]アイコンをクリック

主に使うのはDiscussionsとAssignmentsです。

なお授業音声の録音もWebCTに掲載しますので、
欠席した場合や、授業の復習をきちんとしたい場合に
音声ファイルをダウンロードして勉強して下さい。



■この授業の目的

(1) 現代社会におけるコンピュータ文化の重要性を理解する

(2) コンピュータについて自分で学べるようになるための基礎知識と検索技術を習得する。

(3) ウェブ上の有益な英語情報を活用できるようになる。

(4) 統計量統計に関する基礎的理解に基づいてエクセルを使いこなせるようになる。

(5) 音声・画像関係のソフト等が使いこなせるようになる。

(6) タイピング技術に習熟する。



■助言

(1)コンピュータを怖れないでください。コンピュータはあなたを助ける道具なのですから。

(2) まずは基礎的な原理と構造を理解してください。あとは操作の中から手があなたに知恵を与えてくれます。

(3)うまく動かない時にはどうぞ焦らないで。パニックになったりイライラしないで、試行錯誤したり検索したり人に尋ねたりしてください。

(4)すべてを理解しようとしないでもいいです。使っているうちに、少しずつわかったり発見したりしてゆくものですから。「とりあえず使える」状態になればあとは雪だるま式に習熟できます。

(5)授業外でのコンピュータ使用を前提としています。授業時間だけのコンピュータ使用では習熟できませんから、空き時間を使ってどんどんコンピュータを使って慣れてください。

(6)でもどうしても慣れないなら使いやすい参考書を本屋で見つけて買ってください。私も何度も経験しましたが、自分に合った参考書は多くの時間を節約してくれます。2000円以下で多くの時間が買えるのですから、これはいい投資です。

(7)特に単純作業をやったりしているときは、自分の注意資源の数パーセントを常に「どうしたらこの作業をより効率的に行えるだろうか」という問いに向けてください。コンピュータには便利な小技がたくさん隠されています。右クリックはしばしば行い、「ツール」「オプション」などはどんどん変更して、あなたのコンピュータを"personal"なものにしてください。

(8)授業への要望などは積極的に知らせてください。お互いのコミュニケーションを密にすることでよい授業を創り上げてゆこうと思っています。


参考: パソコンの基本的な操作法にゆっくり習熟したい人は下記の講座などの良心的なものを受講してみてはいかがでしょうか。

広島大学生協 パソコン総合サポート(略称PCSS)



■評価

(1) 参加(出席、およびWebCTでの授業の振り返り提出)⇒30%

(2) 英語課題(指定課題。特に指定がない場合は、毎週一つ面白い英語記事を見つけ、その面白さを説明) ⇒30%

(3) 統計レポート (詳細は後日。締切は授業最終日) ⇒30%

(4) タイピングと検索技術のテスト⇒ 10%

(5) 任意課題。(5a)か(5b)のどちらか⇒AをSに、BをAに、CをBにする。ただしDをCにすることはしない。

(5a)本を読んで書評。本の読みどころを見出して、それを的確に説明する。6000字以上のもののみを受け付ける。

(5b)なにか知的に面白いことWeb活動を開始し、最低一ヶ月以上継続する。

詳しくは、S(秀)判定に関する下の記事を読んでください。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/blog-post_08.html



■テキスト

相沢裕介(2010)『統計処理に使うExcel2010活用法―データ分析に使えるExcel実践テクニック 』 カットシステム(買わなくても授業にはついてはいけますが、買った方が便利です。購入の判断は自分で行なって下さい。私の方から一括注文をしたりすることはしません)



■必要なもの

・学生証(K208教室でのコンピュータ使用のため)

・USBフラッシュメモリ(1G以上が適当)。ただしDropboxなどのオンラインストレージを使うなら不要。



■遅刻・欠席・参加に関する方針

・遅刻は認めません。最初の点呼の時にいなかったら欠席扱いにします。欠席3回以上で、評価を一段階下げます。欠席5回以上は単位認定をしないことを原則とします。やむを得ない理由があった場合は申し出てください。

・私語や居眠りなどは許しません。注意しても止めないようでしたら教室から出ていってもらいます。楽しい学習環境を保つために、最低限のケジメだけはつけます。



■課題提出の仕方

WebCTシステムで提出します。振り返りと英語課題はDiscussions、統計レポートはAssignmentの機能を使います。詳しくは教室で指示します。



■授業内容

第1回 10/5水 ウェブとは新しい文化である

★最初に、大学で学ぶ心構えについて

・Associate, Explore and Communicate!
http://www.box.net/shared/static/qjlcjs460r.ppt

・「ニッポンの教育の副作用」しゃべらない、考えない
http://president.jp.reuters.com/article/2010/10/25/D95CC71A-DA5E-11DF-A193-0FD83E99CD51.php

・考える・調べる・尋ねる
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/04/blog-post_13.html

・ある卒業生の述懐
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/07/blog-post.html

・「ゆとり」学生諸君、目を覚ませ!
http://news.livedoor.com/article/detail/5033539/

・日本の学生の就職「超」氷河期は永久に続く
http://news.livedoor.com/article/detail/4997809/

・大学院生から大学一年生へのアドバイス
http://news.livedoor.com/article/detail/5033462/

・日本の若者はほんとうにリスクをとらないのか? 
http://www.tachibana-akira.com/2011/09/3232

・ビジネスパーソンにとってWebを活用することは呼吸をすることと同じ

・凝縮した知識を処理する英語力
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/01/blog-post_21.html

・知者の社会的責任/何のために学ぶか
http://d.hatena.ne.jp/eisberg/20110611/1307805715

・情報リテラシーについて:内田樹
http://blog.tatsuru.com/2011/09/16_1350.php

・クローズアップ現代「奨学金が返せない」
http://blog.goo.ne.jp/posse_blog/e/53331dcfa486873ab62101d629fff229

・情報収集ではなく情報凝縮に対価を払う
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/01/blog-post_20.html

・なぜ書くことが人の知性を発展させるのか
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/blog-post_14.html



★コンピュータを使うときの注意事項

・ファイル共有ソフトウェアは使用しない。著作権侵害は犯罪
参考:飢えて死にます――「黒執事」作者、ファンからの「海外動画サイトで見た」メールに苦言
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1008/17/news048.html

・OSとソフトウェアの更新を忘れない。Windows Updateを確認せよ。
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows/help/windows-update


・ウィルス対策を必ず行う。広島大学ではウィルス対策ソフトを構成員に対して無償提供しています。(またOffice 2010も一人一セットダウンロードできます。二台目にもインストールしたいときは、Office 2003までの機能を実質上有している無料のOpenOffice (2010年9月よりLibreOffice)のダウンロードをお薦めします。

いずれにせよOffice 2007/2010を使う人はファイルの保存を97-2003形式で保存してくださいファイルは他の人が使いやすいように作成することが原則です)。

・パスワードはわかりにくいものにして、かつ定期的に変更する。
・匿名で変な書き込みをしない。悪意や邪気は必ず自分に戻ってきます。また匿名はいつかばれるものです。
参考記事:正義が「呪い」に転ずるとき ―あるいはネット上での発言についての注意―
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/blog-post_30.html

・インターネットだけでしかコミュニケーションできないような事態は避ける
片田珠美(2010)『一億総ガキ社会 ―「成熟拒否」という病』光文社新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2010_8365.html

★課題:上記記事を読み、自分が考えたことをWebCTに書きこんで下さい。その際には、他人が読みやすいような文章や体裁になるように工夫して下さい。



第2回 10/12水 英語のウェブ空間でどんどん学ぼう

・楽しくなければ続かない!堅実で効率的な英語学習法
http://www.tommyjp.com/2011/09/blog-post.html

・モバイル時代の英語力強化法:日本にいながらの環境構築(3)
http://web.sfc.keio.ac.jp/~iba/sb/log/eid184.html

・英語週間【その1】~勉学の秋こそ! 英語を楽しく学び続ける3つのポイント

・英語週間【その2】~なぜ上手く英語を学べないのか? 英語を学ぶときのコツ
http://www.lifehacker.jp/2011/10/111011lhenglishlessonjd.html

・英語週間【その3】~楽しくて格安! 映画やドラマで英語を学ぶ方法
http://www.lifehacker.jp/2011/10/110929lhenglishlessonms.html

・英語週間【その4】~英語を上達させたいなら発音の訓練を!
http://www.lifehacker.jp/2011/10/111011lhenglishlessonti.html

・英語週間【その5】~勉強嫌いな人でも音楽が好きな人なら英語はきっと上手くなる!
http://www.lifehacker.jp/2011/10/111013lhenglishlessonem.html


★ウェブで英語を自学自習し、豊かな文化社会を創り上げよう!
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/05/blog-post_31.html

★梅田望夫・飯吉透(2010)『ウェブで学ぶ ―オープンエデュケーションと知の革命』ちくま新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2010.html

・Michael Hart, a Pioneer of E-Books, Dies at 64

・So farewell Michael Hart, the genius who freed up literature
http://www.guardian.co.uk/technology/2011/sep/17/michael-hart-kindle-ebooks

・The Harvard Classics: A Free, Digital Collection
http://www.openculture.com/2011/07/the_harvard_classics_a_free_digital_collection.html

・日本語の危機とウェブ進化/水村美苗+梅田望夫
http://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/200901_talk.html

★ブログ:英語動画で高度な英語説明力をつけよう!
http://greatpresentationvideos.blogspot.com/

★Academic Earth


★自分のパソコンで試してみよう!

(1) 様々なブラウザーに慣れる
(1a) ChromeとFirefoxは必ずダウンロードして使ってみて下さい。
(1b) 余裕があればOperaとSafariも試してください。
※慣れないブラウザーは最初は使いにくいものですが、少しずつ自分用に再設定すると便利になります。工具のようなアイコン(絵記号)あるいはoption, toolなどの欄を見たら、とりあえずクリックしていろいろと操作・設定してみてください。コンピュータは「習うより慣れろ」です。

(2) iTunesをダウンロードする
(2a) Podcastをクリックし、面白いpodcastを探す(podcastはコンピュータ上の一種のラジオ番組と考えて下さい)。
(2b) iTunesUでいろいろな講義を見つけて下さい。英語だといろいろなことが無料で学べることがわかると思います。
(2c) Radioをクリックし、面白い音楽番組やトーク番組を探して下さい。J-pop以外なら色々な放送があります。

ちなみに音楽ファンの人はぜひ以下のサイトをご覧ください!
http://yosukeyanase-on-art.blogspot.com/2011/10/how-music-works-by-howard-goodall.html

※アドバイス:ブラウザーを始めとしたソフト(アプリケーション、アプリ)をインストールする時には、ぜひ表示言語を英語にしてインストールしてください。日頃から英語でコンピュータを扱うことに慣れていると、新しい変化にすぐ対応できます。
また日頃英語で使っていて、英語がわからない他人にその使用を日本語で説明することは容易ですが、日頃コンピュータを日本語でしか使っていなかったら、その使用について英語話者と話をすることはとても困難です。
コンピュータの英語は、構文は難しくなく、単語とその使用法を学べばいいだけですから、あなたのコンピュータを英語表示にして、コンピュータと英語を同時に学んでください!

★課題:上記ブログ「英語動画で高度な英語説明力をつけよう!」、もしくは柳瀬の動画コレクションVideo collection by Yosuke YANASE (http://yosukeyanase-video.blogspot.com/) を見て、自分にとって興味深い動画を見つけて、その動画の魅力を伝えるような紹介文をWebCTに書いて下さい。

・Web文化について考えるための日本語書籍(および柳瀬のブログ記事)←S判定のための推薦図書として使ってください(ただし対象はブログ記事ではなく、実際の書籍です)。

・S判定に関する柳瀬の方針については下の記事を読んでください。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/blog-post_08.html

※もちろん以下の書籍はWeb文化について考えるための本のほんの一部です。Web文化を理解するためには、自分で、しかも英語で情報を探してください。以下のリストはとりあえずのスタートのためのものです。

柳瀬陽介(1997)『デジタル時代の英語教師』 
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/DigitalAge.html

アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート著、水島一憲、酒井隆史、浜邦彦、吉田俊実訳(2003/2000)『<帝国>』以文社、アントニオ・ネグリ、マイケル・ハート著、幾島幸子訳、水島一憲、市田良彦監修(2005/2004)『マルチチュード』(上)(下) NHKブックス
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060425

谷岡一郎(2000)『「社会調査」のウソ―リサーチ・リテラシーのすすめ』文春文庫
http://yanaseyosuke.blogspot.com/search/label/ICT

梅田望夫(2006)『ウェブ進化論』ちくま新書
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060327b

デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳(2006)『Google誕生』イースト・プレス
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060928

森健(2006)『グーグル・アマゾン化する社会』光文社新書
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060927

トーマス・フリードマン著、伏見威蕃訳(2006)『フラット化する世界(上)(下)』日本経済新聞社
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060920

アルビン・トフラー、ハイジ・トフラー(2006)『富の未来(上)(下)』講談社
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/review2006.html#060822

ウォーラーステイン著、山下範久訳(2006)『入門・世界システム分析』藤原書店
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/10/blog-post_13.html

「日本の格差に関する若干の数字」
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/yanase/numbers.html#060810

梅田望夫(2007)『ウェブ時代をゆく』ちくま新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2007/11/blog-post.html

西垣通(2007)『ウェブ社会をどう生きるか』岩波新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2007/10/blog-post_16.html

梅田望夫(2008)『ウェブ時代5つの定理』文藝春秋
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/04/5.html

斎藤孝x梅田望夫(2008)『私塾のすすめ--ここから創造が生まれる』ちくま新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/05/x.html

ドン・タプスコット、D.ウィリアムズ著、井口耕二訳(2008)『ウィキノミックス』日経BP社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/09/dbp.html

ニコラス・G・カー (2008) 著、村上彩訳 『クラウド化する世界』翔泳社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/10/g.html

柳瀬陽介 (2008) "Education 2.0" について
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/11/education-20.html

ロバート・B・ライシュ (2008) 『暴走する資本主義』 東洋経済新報社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/09/b2008.html

ジャック・アタリ著、林昌弘訳 (2008) 『21世紀の歴史』 作品社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/05/21.html

城田真琴 (2009) 『今さら聞けないクラウドの常識・非常識』洋泉社新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/10/2009_26.html

ジェフ・ハウ著、中島由華訳 (2009) 『クラウドソーシング』 ハヤカワ新書juice
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/02/juice_01.html

クリス・アンダーソン著、高橋則明訳(2009)『フリー』NHK出版
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/04/2009nhk.html

遠藤和子(2009)『Google英文ライティング』講談社インターナショナル
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/04/2009google.html

梅田望夫・飯吉透(2010)『ウェブで学ぶ ―オープンエデュケーションと知の革命』ちくま新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2010.html

柳瀬陽介 (2010) 「DropboxとiPhoneの導入による全情報のユビキタス(偏在)化」
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/01/dropboxiphone.html

ゴードン・ベル&ジム・ゲメル著、飯泉恵美子訳 (2010) 『ライフログのすすめ』 ハヤカワ新書juice
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/02/juice.html

西垣通 (2010) 『ネットとリアルのあいだ』ちくまプリマー新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/02/2010.html

村井純 (2010)『インターネット新世代』 岩波新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/01/2010_27.html

片田珠美(2010)『一億総ガキ社会 「成熟拒否」という病』光文社新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/2010_8365.html

内田樹(2010)『邪悪なものの鎮め方』バジリコ、内田樹・釈徹宗・名越康文(2010)『現代人の祈り―呪いと祝い』サンガ
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/09/blog-post_30.html

ゲルト・ゲレンツァー著、吉田利子訳(2010)『リスク・リテラシーが身につく統計的思考法 ― 初歩からベイズ推定まで』ハヤカワ文庫
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/03/2010.html

柳瀬陽介(2011)「キンドル3(Kindle3)のWi-Fi接続ができない! - しかし解決はあっけなかった(笑)」
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/07/3kindle3wi-fi.html

小林雅一(2011)『ウェブ進化最終形 「HTML5」が世界を変える』朝日新書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/09/2011-html5.html

池田純一(2011)『ウェブ×ソーシャル×アメリカ <全球時代>の構想力 (講談社現代新書) 』
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/09/2011.html

ジョン・キム(2011)『ウィキリークスからフェイスブック革命まで 逆パノプティコン社会の到来』ディスカヴァー携書
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2011/09/2011_14.html




第3回 10/19水Google検索について学ぼう


・安藤進(2007)『ちょっと検索!翻訳に役立つGoogle表現検索テクニック』丸善株式会社
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2007/09/google.html

・遠田和子(2009)『Google英文ライティング』講談社インターナショナル
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/04/2009google.html

・Google 検索の基本: 基本的な検索のヘルプ
http://www.google.co.jp/support/websearch/bin/answer.py?answer=134479

・Google 検索の基本: 便利な検索オプション
http://www.google.co.jp/support/websearch/bin/answer.py?hl=jp&answer=35890&rd=1

・Google 検索の基本: 検索をさらに便利に使うコツ
http://www.google.com/intl/ja/help/features.html

・Google 検索の基本: 検索の履歴と設定: 表示設定
http://www.google.com/support/websearch/bin/answer.py?hl=ja&answer=35892&rd=1

・トップレベルドメインと国別コードトップレベルドメインについても知っておこう。

トップレベルドメイン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3
リンクドメイン内検索では
edu (日本の場合はac.jp)
gov (日本の場合はgo.jp)
が便利です。ぜひ覚えて使ってください。

・国別コードトップレベルドメイン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E5%88%A5%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%B3

Q: 次の記号はどの国を表しているだろう?
au ca cn de fr jp kr my nz ph ru sg th tw uk

★上のGoogle検索に関する記事を読んで、以下の検索方法は理解できたでしょうか。これらは非常に便利な検索方法です。常用してください。
+ 検索
" " 検索
* 検索
site: 検索

★Googleの他の サービスもチェックしよう

・Googleサービス一覧
http://www.google.co.jp/intl/ja/options/

・Gmail, Calender, ReaderはPCでもスマートフォンでもタブレットでも同期して使えるので非常に便利。

・Google accountを作っておくと、Gmail, Calender, Readerだけでなく、Document, Reader, Bloggerなども使える。

・Scholar, Books, Translate, YouTube, Alertなどは情報検索にとても便利(自動的に情報収集しようとするならなんといってもReader。もちろんTwitterも情報収集には便利)。

※ただしGoogleも単なる私企業に過ぎない。すでに莫大な力をもってしまったGoogleが暴走しないように私たちは常にGoogleに対して批判的な姿勢を崩さないようにしておく必要がある。


★覚えておくと操作が飛躍的に速くなる小技

・右クリックとショートカットキー
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/11/blog-post_24.html

・周辺部キーの打指固定とショートカットキー
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2009/06/blog-post_4134.html

・レポートの書き方(2) 剽窃を避ける
・今週から、特に指定がない限り、ブログ「英語動画で高度な説明力をつけよう!」(http://greatpresentationvideos.blogspot.com/)で、多くの人が共有できるような情報を提供することを課題とします。このブログの「はじめに」(http://greatpresentationvideos.blogspot.com/search/label/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB
)を読んで趣旨を理解した上で提出して下さい。

・なお提出する際は、このフォーマットで提出して下さい(一度ダウンロードして、自分のPCに保存しておくと便利)

・上記のフォーマットではHTMLを使います。次の記事を読んでHTMLについて理解しましょう。
小林雅一(2011)『ウェブ進化最終形 「HTML5」が世界を変える』朝日新書



第4回 10/26水現代コンピュータ文化について学ぶ

★基本概念1
・Evolution of Computer Use
http://www.box.net/shared/feo65vi98o3o8zx83rqt

Google Reader + Twitter + Evernote + Chromeの相乗効果が創り出す新しい知の生態系
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/10/google-reader-twitter-evernote-chrome.html

★情報の保存と活用のためのクラウドサービス
・Dropbox
https://www.dropbox.com/

※DropboxとEvernoteに関してはパスワード管理に注意すること!

★情報を収集するためツール
・Twitter
https://twitter.com/#!/

※ “Tweet”は「つぶやき・つぶやくこと」と訳されていますが、本来は鳥のさえずりを意味します。これは好みに過ぎませんが、仲間内だけでしか通用しないような「つぶやき」よりも言語を共有するすべての人々への「さえずり」をしてみませんか?

そもそもTwitterは開放的な構造をしていますから、tweetsはどこへでも転載され、仲間内だけでの発言には適しません。何気なく発言したtweetが大問題を起こす事件が最近多発していることは皆さんも御存知と思います。気をつけてください。

Twitterの開放的な構造からしますと、Twitterは自分のことばかりを「つぶやく」”meformer” (新造語)よりも、他人にとって役立つと思われる情報を”tweet”する”informer”に適したメディアではないかと思われます。(”Meformerとしての楽しみは、FacebookやGoogle+あるいはMixiなどのSNSの方が適していると思います)。

・Google Reader
http://www.google.com/intl/en/googlereader/tour.html
※Google readerは情報収集のツールとしては非常に安定して使いやすいものです。うまく使いこなしてみてください。


★Google が提供する電子メールサービス

※Gmailアドレスは、各種サイトでのIDとしても使えます。大学などの組織のメールアドレスではその組織を離れれば、そのメールアドレスが使えなくなりますが、Gmailですと一生使える(はずです)。Gmailアドレスを決める時には、一生使っても支障がないようなものにしてください(若気の至りの過ちは後年イタイよw)


★Social Network Service

※Google+もFacebookも実名登録が原則です。どちらか一つは英語専用にして、英語を通じての友情基盤を築いてみませんか?日本語のSNSならMixiがあります。
・Google+の使い方徹底ガイド
・Facebookの使い方・楽しみ方ガイド

※Facebookにはこのような批判的な見解もあることに注意
Facebook Is Tracking Your Every Move on the Web; Here’s How to Stop It

※また、Facebookは、自分がそこに書いた情報を何も考えずにどんどんと流すことができます。しかしその情報がどのようにまとめられ使われるかには注意が必要です。これはFacebookだけでなく、Google, Twitterなどのウェブアプリ全般に言えることですが、どうもFacebookに関しては、私たちが入力した情報を露骨に商品化する傾向が、他の企業に比べて強いように私には思えます。
The Meaning Machine (by Alexis Madrigal, The Atlantic, Sept. 27, 2011)

※誰でも閲覧できるウェブ空間に、自分の個人的な出来事を永久に残してしまうかもしれないことに関する警告はこちらをお読みください。
What You Shouldn't Post on Your Facebook Page If You Want a Job

※Facebookの動きは警戒すべきだが、Facebook以上にGoogleはプライバシーへの脅威になるかもしれないというのがこの記事です。
Facebook is scaring me.
http://scripting.com/stories/2011/09/24/facebookIsScaringMe.html

※また、ウェブ上には、犯罪者集団も含めたいろいろな人・組織があることに注意。個人情報の開示に対しては慎重であること。クレジットカード決済などはよほど信頼できるところ以外では避けた方が無難。たとえそのサイトに悪意がなくとも、他の悪意をもつ個人・組織に情報が漏えいする場合がありえます。ネット詐欺にはくれぐれも注意を。


★基本概念2
・Crowd sourcing
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/02/juice_01.html

・How the internet has all but destroyed the market for films, music and newspapers
http://www.guardian.co.uk/media/2011/aug/14/robert-levine-digital-free-ride

・If you were on twitter
http://bigthink.com/ideas/38698

(もしTwitterで英語の知的情報を知りたいのなら、個人的お薦めは@brainpicker, @openculture, @edge --Twitterの検索窓で探してみてください)

・『成長する英語教師をめざして』の中の「ネットワークづくり」の章

・学部生・大学院生にお薦めのウェブサイト
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/04/blog-post.html

★課題:上記のサービスの最低どれか一つを実際に使ってみて、その感想などをWebCTに書きこむこと。(英語動画選択はお休みです)



第5回 11/2水 情報と知識を構造的に考える(1)

・コンピュータと人間知性の共進化について
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/10/blog-post_7852.html




第6回 11/9水 情報と知識を構造的に考える(2)

・コンピュータ上で「思考」をするために
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/11/blog-post_03.html

・参考:『成長する英語教師をめざして』の第一部

・思考ツールとしてのプレゼンテーションソフト
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/03/blog-post_496.html

・まとまった文書の作成法



第7回 11/16水 メディア論と社会分化論から英語とコンピュータの使用について考える


・書き言葉が私たち近代人をつくった: Walter Ongの議論から
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/05/walter-ongorality-and-literacy.html

★メディア論と社会分化論から考える言語コミュニケーションの多元性と複合性
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/11/html.html



第8回 11/30水 音声と動画の処理

※この回は総合科学部J209教室で授業を行ないます!間違えないように教室に行って下さい。なおこの週も、毎回の振り返りと、英語動画選択の2つの課題はWebCTに提出して下さい。



第9回 12/7水 エクセル入門

今週からエクセルを使い始めます。まずは次の記事を(もう一度)読んで下さい。


さらに中学校教員の次のブログ記事をお読みください。
・Excelでラクラク!アンケート集計

さて、授業では課題として皆さんのこれからの学生生活をデザインして、それをエクセルで表現することを行います。

まずは基本原則です。

次に以前に行った、パワーポイントを使っての思考整理(マインド・マッピング)です。

・思考ツールとしてのプレゼンテーションソフト
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2010/03/blog-post_496.html

・エクセルで行うタスク管理
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/10/blog-post_09.html

・Microsoft Office Onlineトレーニング (初級者はここでじっくり・ゆっくり慣れて下さい。とにかく最初は焦らずに、時間をかけて慣れることが重要です。)
http://office.microsoft.com/ja-jp/training/

・『日経PC21』の薦め/エクセルの使いこなし(中級者は「15の技と5つの使いこなし」をチェックしてください)

しかし仕事でよく使うエクセルの使いこなしについては『日経PC21』がよくまとめています。以下の記事を読み、特にそこにある「15の技と5つの使いこなし」は必ずマスターしておいてください。
http://yanaseyosuke.blogspot.com/2008/11/pc21.html

※エクセルに対して苦手意識をもっている人は、必ず上記のサイトなどを使ってエクセルに習熟して、苦手意識を払拭しておいて下さい。とにかくとりあえずは自分なりに使いこなせばいいです。イライラしたりしたら、一休み深呼吸して、周りの人に助言を求めたりしてください。エクセルなどのソフトは、落ち着いて時間をかければ誰でも習得できます。もし習得できないと思っても、それはあなたの知性のせいではなく、あなたが焦ってしまったから(そしてマイクロソフト社のデザインがよくないからw)に過ぎないことをどうぞ思い出してください。

★課題
上記のタスク管理フォーマットを使って、これから2012年までのタスク管理(週単位)と、卒業までのタスク管理(月単位)を作って下さい。(英語動画選択課題はお休みとします)。

※エクセルによるタスク管理の過去の優秀作品です。ダウンロードしてください(パスワードが要求されます)。



第10回 12/14水 基礎統計とエクセル操作(その1)


以下、相沢裕介(2010)『統計処理に使うExcel2010活用法―データ分析に使えるExcel実践テクニック 』 カットシステムを教科書として使います。ですが、エクセル操作が得意な人は、以下の説明・ファイル・記事だけで理解できるかもしれませんので、購入は自分の判断で行って下さい。


■分析ツール

各種統計分析は「分析ツール」を使えば非常に簡単に実行できます。しかし「分析ツール」は最初はエクセルに入っていないので「アドイン」する必要があります。

Excel 2010でしたら、「分析ツール」をアドインするためには、次の操作を行って下さい。「ファイル」のタブから「オプション」を選択→「アドイン」を選択→「アクティブでないアプリケーション アドイン」から「分析ツール」を選択→「選択」アイコンをクリック→エクセル画面に出てきたダイアログボックスから「分析ツール」にチェック印を入れてOKをクリック。

以上で完了です。エクセル画面の「データ」タブを選択すると右上に「データ分析」が出ているはずです。そこをクリックすればデータ分析のアドインが使えます。


■計算結果に出るEという記号

しばしばエクセルでは計算結果の中にEが出ますが、これは演算の都合で自動的に指数表示になってしまったものです。この表示では何のことかよくわからないので、この場合は、そのセルを、「書式→セル→表示形式→数値」のように選択し、「小数点以下の桁数」を適当に定義することによって、常識的な数値表示にすることができます。



■<課題作成用データ>

このデータファイル (http://www.box.net/shared/7hoqxfka7t)は、あなたが英語教師として担当した1年1組と1年2組の、校内実力テストの点数(100点満点の素点)です。1年は10組までありますが、あなたは担当していないクラスのデータはもっていません。第一回目のテストは5月に、第二回目のテストは10月に行われました。問題作成者は第一回目と第二回目で異なっています(当然問題も異なっています)。

あなたはクラス担当教員として、これらテストの結果を英語科主任と各々の生徒に対して報告する義務があります。エクセルを使って必要な分析を行い、報告書を作成しなさい。なお報告書は英語科主任に対して提出するものとし、そこには、(a)1組と2組の違いに関するクラス全体の分析と、(b)それぞれの生徒個人に対しての報告の基になる分析の最低二種類の分析が含まれているものとします。

また、本来なら報告書には統計分析の進める際の考え方などは書かずに、結果だけを分かりやすく示せばいいのでしょうが、この報告書は授業の評価のためのものですから、どうして示されている分析をするのか、またその結果はどんな意味を持つのかを分かりやすく説明するようにしてください。

なお提出に関しては、今回はA4に(カラー)印刷して提出してください。電子媒体では受け付けません。印刷してきちんと表示されるファイルを作ることが課題の一つの要素です。
A4 で印刷したらまともに読めないようなファイルは採点の対象としません。電子的にはうまくできていても、印刷するとフォーマットが乱れることはよくあることです。職場では印刷してファイルを提示することが多いのでこの要求を出します。結構時間がかかりますので、きちんと計画的に課題を完成させてください。


■解説ファイル・記事
※数式を書くために一部、Office2007以降のバージョンのファイルを使用しています。Officeを使っていない方、ごめんなさい。請求してくださればPDF版をお渡しします。あるいは友人にPDF化することをお願いして下さい。

その1
http://www.box.net/shared/8y3ctyaq4d

エクセルできれいなヒストグラムを作るには
http://www.box.net/shared/7hg30437np

その1への解説補助資料
http://www.box.net/shared/hpui6krj6ygo54z76v7e

その2
http://www.box.net/shared/l61jtk3aip

推測統計に関するパワーポイントスライド
http://www.box.net/shared/fhe3sdo5j6

その3
http://www.box.net/shared/bji8xq9uds

標本調査と全数調査についての簡単なまとめ
http://www.box.net/shared/kqh4m2tc6t

その4
http://www.box.net/shared/spl6jsnzqp



第11回 12/21水 基礎統計とエクセル操作(その2)


第12回 1/11水 基礎統計とエクセル操作(その3)


第13回 1/18水 基礎統計とエクセル操作(その4)


第14回 1/25水基礎統計とエクセル操作(その5)


第15回 2/1水基礎統計とエクセル操作(その6)


第16回 2/8水 まとめ


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