2011年12月12日月曜日

寺村秀夫『外国人学習者の日本語誤用例集』(大阪大学、1990年)のPDF版とデータベース版の公開




翻訳家・山岡洋一さん追悼シンポジウムでは、非常に実りある議論と思いがけない出会いなどあり、関係者の皆さんには本当に感謝をしています。本来ならその報告を書きたいのですが、今は非常に疲れていますので、取り急ぎ、その際に得た情報の一つをここで共有させて下さい。


シンポジウムでお会い(再会)できた方の一人に赤瀬川史朗先生がいらっしゃいます。




その赤瀬川先生が、国立国語研究所からのオンライン・データベース公開で尽力されましたのが、


寺村秀夫『外国人学習者の日本語誤用例集』(大阪大学、1990年)
http://teramuradb.ninjal.ac.jp/


です。このサイト説明にもありますように、この資料は、


諸外国からの留学生が書いた作文に見られる日本語の誤用を収集・分類した資料として、日本語教育の研究者だけでなく理論的・記述的な日本語学・言語学の研究者にとっても学術的に大きな意義を有するにもかかわらず、科学研究費の報告資料としての性格上、これまでは限られた図書館・研究者が所蔵するだけに留まり、広く一般に活用されることはありませんでした。[強調は柳瀬が付加]


それが今回、PDF版だけでなく、使いやすいオンライン・データベースでも無料一般公開されたことの学術的な意味は非常に大きいことと思います。



寺村秀夫『外国人学習者の日本語誤用例集』(大阪大学、1990年)の
オンライン・データベース
http://teramuradb.ninjal.ac.jp/db/




あの『日本語のシンタクスと意味』をまとめられた寺村秀夫先生による研究ですからいやがおうにも期待は高まります。

私も先ほどアクセスしたばかりですが、まずは多くの方々に知っていただくために、このブログでお知らせする次第です。




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